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Sleeping At Last - Keep No Score [Artist S-U]

どこか未完。
どこか途上。
どこかはっきりしないまま、
ゆっくりと時間が過ぎていく。

Sleeping At Lastは、Radioheadが引いた道をたどるように、まだ目覚めぬ朝を求めるように、ゆらりゆらりとした音楽を奏でる。

ロックのラジカリズムがかつてほどの必然性を失い、語るべき物語が星の数ほどにもなってしまう現代において、完結するものがたりを歌うのは難しい。迷いを立ちきり、未来を見定め、一途に突き進む勇ましさは、方法論として否定されることはないものの、冷ややかな目線の中で、大きな衆目を集めることはなくなった。

むしろ
開かれたまま閉じることのない問題を問い、
失うことの悲しさを手にする前に嘆き、
わかりあえないコトバをわかりあえないアナタに向かって投げかける。
そんな尻切れトンボの現状をさらけ出すほうがリアリティがある。

だから
Sleeping At Lastのメロディに終わりはなく、
ストリングスやピアノのアレンジは落ち着かない。

寝付ける瞬間を追い求めながら、
不眠の一夜を過ごす。

寝なければという合理性と、
寝付かせまいとする不条理。
その拮抗状態は、きりきりとした緊張感よりも、
ぼんやりしていて、
無気力で、
ダラダラしている。

ぼくたちは、そんな日常生活を送っているのです。


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