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Elliott Smith - From A Basement On A Hill [Artist S-U]

特にどうということのない毎日を送っていると、
こういうことがニュースになる。
伯父が亡くなって、そのお通夜に行った。
大阪までの日帰りの強行スケジュール。
そういえば新幹線に乗るのも久しぶり。

母方の祖父母の実家にはしょっちゅう遊びに行っていて、
同居している長男だった伯父にはよく遊んでもらった。
彫金や、リトグラフや、写真が趣味で、
石膏像やエキゾチックな置物で足の踏み場のない伯父のアトリエは、
どんな遊園地よりもスリルとサプライズに満ちていた。

変な形のスピーカーからベートーベンの第九を大音量で聞いた。
ほかのいとこが途中で飽きて出て行く中で、
最初から最後まで聞いていた筆者を、
目を細めながら眺めていたのを、よく覚えている。

いつも昼まで寝ていて、おばさんと二人でベッドのシーツに包まっているのを見るのは、何だか大人っぽくて、やばい感じがした。今思えば、一種の「ベッドイン」。

趣味人で奔放な伯父は、いつも低い声で笑っていて、人生訓じみたことはいっさい言わなかった。

斎場に飾られていた彫金の作品の中の女の人は、あいかわらずなまめかしくて、異国的で、ドキドキさせた。きっと筆者の洋楽志向(=ここじゃないものを求めること)は、幼少期の伯父の影響なのだ。

棺に入った伯父の顔は安らかで、もう人の顔ではなかった。

やっぱりいかに生きるかなのだ。
生きているときがすべてなのだ。
生きている間に好きなことをして、
好きな人のところにいて、
遠慮なんかしないのだ。

Elliott Smithの本作も生きている。
死んでしまった人の、死んでしまったことを考えるのは、あまり気乗りしない。生きていることを考える、生きている間に。本作を聞くときには、だから生きているElliottと対面する。ちょっとかげりがあるけれども、ちょっと気持ちを引きずっているけれども、ロックを通して自分を表現している若者がいる。正面から受け止めて、ダイレクトにコミュニケーションをする。

メソメソなんかしない。
不謹慎なんてくそくらえ。
今日もぼくは人生を謳歌するぞ!

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