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Goldfrapp - Seventh Tree [Artist G-I]

余裕で聞かせるロック。
そうだ、今足りないのは「余裕」だ。
ダンスミュージックとはいえ、
一筋縄ではいかなかったGoldfrapp
進化の行方も堂に入っている。

グラムの痕跡を残しながら、
エレクトロニックのめまいの中にさらに深くもぐりこみ、
Cocteau TwinsやMazzy Starあたりの幻覚の映像美に戯れる。

決して無理をせず、早急にならず、大声も上げない。
けれどもここに鳴るのは、
どんなオルタナティブも、エクスペリメントもかなわない、
歪むことの美しさ。

壮麗な音のカーテンが幾重にも重なり合う上を、
ため息の冷たさと、風の空虚さをたたえたAlisonの声が滑り落ちていく。
圧倒的にクールなのに、じんわりと心に熱がこもってくる。

この表現の味わいはなんだろう。
この余裕はどうして生まれるのだろう。

それはもしかして、
ズレていることに対する無頓着さかもしれない。
時間軸のズレ、
感受性のズレ、
常識感のズレ。
大衆が呼応するリズムとは周期も振幅も異なる。
独自に勝手に振動するGoldfrappと、
私たちとのあいだに生じる位相差。
干渉と相殺をランダムにおこしながら、
不思議な文様を形作っていく。

あえて合わせないGoldfrappのありかたに、
余裕の効果と大切さを感じるのでした。
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