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Don Henley - End Of The Innocence [Artist G-I]

終わりの先に待つものを常に想起させる人です。
Eaglesでカリフォルニアン・ドリームの終焉を憂い、
Long Runの果てに自分たち自身の終焉を重ね、
セピア色のスタイリッシュなスチルの中に夏の日々(Boys Of Summer)を封じ込め、哀悼の意をこめてイノセンスの時代を見送る。

彼の中にはいつも「何かが終わり、何かが失われる」モチーフがある。湿ったハスキーボイスがかもし出す雰囲気でもあるけれども、それ以上に彼自身が抱える宿命的なものと映る。

終わりの先にあるもの。

終わりを文字通り終わりと考え、その瞬間までのプロセスを必死に大切にする考え方と、あらかじめ終わりを受け入れて、その先まで見通して人生の意味を考える。Don Henleyの音楽に漂う哀愁の中の明るさは、終わりを通過点と見るが故の複雑な心の動きからきているものです。

卒業式が終わって見慣れた黒板をもう一度見つめるとき、
飛び立つ飛行機の窓から、憧れの地をもう一度眺めるとき、
閉まる電車の窓越しに小さく手を振る恋人に微笑みで返すとき。

その瞬間が二度と訪れないことは誰もが知っている。
過去が何にもまして貴重に輝く瞬間、
わたしたちのこころに暗闇が立ちこめる。

それでも明日は明日としてやってくる。
どれだけ過去が輝いても、
明日があることのほうが大切なこと。

Don Henleyの音楽が鳴らすのは、そんな明日の景色。
明るくもなければ、暗くもない。
少しばかりの不安と、これから埋められる可能性の空白。

イノセンスの先に待つもの。
そこは希望か絶望か。
だれも知らない。

わかっているのは、
この音楽を聞いていれば、
迎え入れることができるということ。
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ezsin

walrusさん、nice!ありがとうございます!
by ezsin (2008-04-21 01:41) 

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