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Coldplay - Viva La Vida Or Death And All His Friends [Artist A-C]

Coldplayの新譜は
しばらく前からずっと事件です。
もちろん全世界の音楽シーンにとっても
そうなのですが
一個人としても
明日を生きるか死ぬかの
瀬戸際にかかわる問題であったりするのです。

何で音楽の新譜の一枚が
そんなに大事なのかと
お思いでしょうが、
これはもうなんというか、
依存しているからというしかないのでしょうか。

たとえば、自分があと何年生きるのか
何ヶ月生きるのか
何日生きるのか
そんなことはだれもわからないのですが、
きっとColdplayを聞かなかったら
かなりその日時がずれてしまう。
確実にずれてしまうだろう。
それくらい毎日に影響を及ぼしてしまう。
そんな感じでしょうか。

勝手に命を預けられてしまうColdplayも
たまったものではないでしょうが、
このバンドのすごいところは、
大真面目にそれを受け止め、
大真面目にそれに答えようとし続けるところです。

そんな無茶な、
やめときゃいいのに。
どんな賢いバンドも気づき、考え、実践することを、
このバンドはしない。

どうでもいい聞き手の勝手なわがままに耳を傾け、
何とかなるような、何とかしようとするような
そんな歌を曲を作り続ける。

そんなことで何も解決しないことは、
彼らではなくて、
望んでいるぼくたち自身がいちばんわかっているのに、
裏切るのは、他でもないぼくたちのほうなのに、
それでも愚直に、
何も言わずに彼らは音楽を届け続ける。

やっぱり
涙が止まらない。
ぜんぜん解決の涙ではない。
救いの涙ではない。
Coldplayなんて何もしてくれない。
ぼくたちの毎日なんて、
何も変わらない。
ただどうにもならないことを泣いているだけなのに、
すべてのはけ口をColdplayにぶつけているだけなのに。

そうしていられる場所が、
ほとんどなくなってしまった。
そうしていることが、
ほとんど許されなくなった。

かつては
ママのひざの上で泣いた。
でもママは家を出て、
自分の夢を探しに出かけた。

かつては
パパの腕の中で眠りについた。
でもパパはリストラにあって、
飲み歩いて家になんかいない。

かつては
取っ組み合いのけんかをした後に、
一緒に傷を洗いあった。
でも今は腕をつかむ前に、
「死ね」の言葉に刺されてしまう。

Coldplayをいつまでぼくたちは必要とするのだろう。

皮肉だけれども、Coldplayを卒業するときに
世の中はもっとよくなっているのかもしれない。

Coldplayのほんとうにえらいところは、
そんなこともとうの最初からわかっているところです。

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コメント 2

ayumusic

Coldplay久し振り。
また、美しい興奮を味わえますね。
by ayumusic (2008-06-09 00:31) 

ezsin

美しいです。引き込まれます。いいですねえ。
by ezsin (2008-06-14 00:54) 

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