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Alvvays - Alvvays [Artist A-C]

うれしくて泣けてくるほど、これ以上ないほど、まんまのインディーバンド然。
こういうたたずまいをメジャー化する戦略としてあくどく用いることもできるけれども、バンドが持っている本質的なナイーブさは、そう簡単に作り出すことはできない。

Alvvaysが本物だと感じるのは、この痛々しいナイーブさがそれこそ痛々しいほどに伝わってしまうからだ。

しかしこういうデビュー時に持っている甘酸っぱい感覚は、はかない。
ちょっとでも大人になってしまうか、ひねくれてしまうか、少しでも「わかってしまう」と、それは消えてしまう。
下手をするとセカンドアルバムすらまでも持たなかったりする。

二度と同じように鳴らされることがないことが直観的にわかってしまう。
それほど奇跡的な均衡の上で本作は鳴っている。
これはもう、この瞬間に立ち会えていることを精一杯かみしめるしかない。
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King Creosote - From Scotland With Love [Artist J-L]

とてもローカルなフォークの香りに満ちているにもかかわらず、なぜかとてもユニバーサルに響く。こうして日本人にも、異国情緒としてではなく、まっすぐに心に刺さってくるのは、普遍的なロックの文脈上にあるからだろう。

スコットランドのことを歌っていても、バグパイプもタータンチェックもウィスキーも出てこない。コモンウェルスゲームの開催に合わせた企画とのことだが、例の独立選挙ともおそらく一線を画していて、たぶんそういう表層的なレベルではなく、自分が建つ土地に沁みこんでいる歴史と、その影響を否が応でも吸い込んでいる自分自身とは何かを考え直すことなのだろう。

メインストリームとも一線を画し続ける彼の姿勢も、居心地のいい居場所に引きこもるためというより、世界と対峙するためこその立てこもりに思える。だからその音は、負け惜しみにも、田舎趣味にもならずに力強く鳴る。

スタイル的には今の時代のどこにも新鮮味を持ってフィットすることはないかもしれない。
けれどもそんなことはくそくらえと思えるほど全面的に肯定させてしまう。

独立はならなかったけれども、あの地の人たちはみな、こういう強い誇りをもっているのだろう。
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